自分はどんな人間なんだろう?
まず、過去を振り返ってみます。
そして、今現在はどうでしょう。
さらに、未来はどうなっている。
そこに何が見えるでしょうか?
まずは過去から振り返る
これまでの過去、どんな生き方をしてきたのでしょうか?
幼少期は、どんなだったのでしょうか。
小学校時代は、どんなだったのでしょうか。
中学時代、高校時代は、どうだったのでしょうか。
大学は、専門学校は、どうだったのでしょうか。
そして、社会人になった後は、どうだったのでしょうか。
生きてきた時代とともに生活環境も大きく変わってきている
のかもしれません。
家族との関係、住まい、人間関係、その時々の出来事など、
さまざまな経験がたくさんあります。
時には怪我や病気もあるかもしれません。
人の死や誕生を目撃した瞬間もあるでしょう。
勉強や遊び、友達との関係も年代とともにいろいろと変化して
くるのかもしれません。
うれしくなって大喜びしたり、悲しくて大泣きしたり、怖くて
恐怖におののいたり、モーレツに怒ってみたり、さまざまな感情
の起伏もあったかもしれません。
家族とともに買い物や食事、公園や遊園地も行ったでしょうか。
学生時代は、部活動で大会へ出場して頑張った時もあったかも
しれません。
性格はどうだったでしょうか。
わがままだったでしょうか、それとも素直だったでしょうか。
意地悪だったでしょうか、それとも優しかったでしょうか。
決断が早かったでしょうか、それとも優柔不断だったでしょうか。
体が成長していくにつれて、精神面でもいろいろと変化して
いくんですよね。
純粋無垢だったのに、次第にかっこつけたり、色気づいたり、
エッチなこと考えたりとにかく余計なことばかり考えるように
なっていくんですよね。
ところが、社会人になると状況は一変します。
社会の本当の厳しさを目の当たりにしていきます。
ただ、それでも基本的に変わらない部分もあるのかもしれません。
社会人になり自力で稼げるようになって、はじめて社会に認め
られた大人になったと実感します。
社会人になってみると躓くことの連続です。
仕事が合わず転職を繰り返すようになりますが、結局理想どおり
の仕事に巡り合うことはありません。
それでも、プライベートでは、結婚し子供ができ家族をつくる
ことができました。
そんな小さな幸せを励みに仕事を頑張れるのかもしれません。
過去をざっと振り返ってみるとこんな感じですが、もちろん
ここに書いたこと以上に枝葉はたくさんあり、その量は膨大です。
1年365日だって、いろいろな出来事があるんです。
それが年十年分ともなれば、やはり相当な量になりますよね。
でも、自分自身のことをもっとよく理解するためにも一度、
じっくりと振り返ることも必要なのかもしれません。
今の現状を確認してみる
今現在、私の現状はどうなっているのでしょうか?
とりあえず今、仕事があり家庭がある状況です。
仕事はどうなんでしょうか?
今の仕事に満足しているのでしょうか?
今の仕事は、最後に転職をした時から、かれこれもう20年近く
続けている仕事です。
だからルーティンワークが体にしみついていますので、それほど
頭を使うことなく、自然に仕事をしている感じでしょうか。
満足しているのか?と問われたら、満足しているとは言えません。
本当は、もっと違う理想を描いていたような気もします。
気もしますと言ったのは、具体的に何かしたいことがあったわけ
では無いからです。
とりあえず、その時に自分に合っていそうな仕事を選んで結局
今まで続けている、そんな感じでしょうか。
プライベートの方はどうでしょうか?
とりあえず、家族がいて家も持ってはいます。
子供はすでに社会人となり、まあそれなりにそれぞれ楽しくは
暮らしている状況です。
家もあるにはありますが、もちろん住宅ローンはまだたっぷり
残っている状態です。
水道光熱費、保険料に税金といつも支払いに苦戦している状況
なんです。
だから毎月の生活費はカツカツの状態です。
一応幸せの形を作ってはいますが、それはすべて見せかけで、
実態は借金まみれで火の車状態なんです。
以前は、いろいろなところに遊びに出かけるような余裕もあった
のですが、最近はそんな心の余裕も時間の暇もありません。
どうして、こんなにもあくせくするようになってしまったのか。
そんなことを振り返るような余裕さえもない状態です。
仕事にしてもプライベートにしても、ここ何年毎日毎日代り映え
しないルーティンワークのような日々を送っています。
そんな日常がもしかしたら平和なのかもしれません。
20代、30代では、借金があってもほとんどお金の心配などすること
はありませんでした。
ところが、50代も過ぎてきますとそうもいきません。
「本当にこの借金返せるのか?」
と不安がよぎってくるのです。
体もいろいろということが多くなり、いつまでもつかわかりません。
仕事もいつまでできるのかわかりません。
自分自身の命も、あと20年生きれるなんて保証はどこにもありません。
現状の実情を知れば知るほど、将来の不安しか無くなります。
とはいえ、
どんなに不安を感じようが実情が変わることはないんですよね。
これからの未来を考えてみる
これからの未来はどうなっていくのでしょうか?
現状を考えてみると、どうにも不安しかありません。
もちろん、そんな不安な毎日を過ごすことは望んでいるわけ
ではありません。
今の状態を続けていけば不安ということならば、これから
その不安を取り除く未来にしていけばいいんですよね。
と、言いましたが、そんな簡単に不安を取り除けるもの
なのでしょうか。
また単純に不安が取り除ければ、それだけで問題解決に
なるのでしょうか。
これからの未来を考えていく上で大事になるのは、
「どんな未来を望んでいるのか?」
ということ。
自分自信が考える未来像を持つことがまず先決になります。
今の理想は、
- 経済的に不安がないこと
- 思いっきり楽しく暮らせること
- 心の余裕があること
- 時間にゆとりがあること
- 何事にも縛られていない自由があること
この理想は、もちろん今の現実にはまったくない部分です。
それにしても今の現状が、どうして理想からかけ離れたもの
になってしまったのでしょうか。
最初に過去を振り返った時に気づいたんですが、人生に
とって大きな変化の起点となるのは、やはり社会人になる
時だと思うのです。
なぜなら社会人となる事で、ある意味、社会に貢献し一人前に
自力で稼げる大人になるからです。
ところが、ここで心の変化にも思わぬ大きな変化が訪れること
なるんです。
それは、
- 感情、気持ちを押し殺す
- 「やりたいこと!」を封印
- 自分の気持ちに正直になっていない
- まわりに流される
そんな当たり障りのない、いわゆる都合のいい大人になって
しまっているんです。
社会や他人にとっては、都合のいいという仮面を身に付ける
ことになってしまうのです。
そして、その見せかけだった仮面は、徐々に自分の本当の気持ち
にも浸食していきます。
気がつけば、自分の未来さえも見えない状態にいつの間にか
なっている。
さらに、そのことすら気づかないまま、一生を終えることに
なるかもしれないんです。
今現在、問題が起きていても、それを自分自身の問題と気づき
もしないんです。
「どんな未来を望んでいるのか?」
本当の自分自身の声をこれから見つけていきませんか!
記事のまとめ
人生を変えるために、まずは自分自身をよく知った方がいいかもしれません。
自分自身の過去を振り返り自分のことを確かめていけば自分がわかるかも。
そして、今現在は、はたしてすべて満足している状態と言えるのでしょうか。
これから生きていくのは未来です。そんな未来はどうなっているのでしょう。
今現在、引っ掛かる部分を改善していかないと前進できないかもしれません。